XS35にUbuntuServer 10.04 LTSを入れて有線LANを認識させる

本当は無線LANを認識させたかったけどなかなか難しかったので、せめて有線LANを認識させようとがんばった記録。大したことしてないけど!
Ubuntu Desktop版やUbuntu Netbook Remixをインストールすると最初から有線LANは使えるみたいだけど、サーバとして使いたいのに不要なサービスが動いてそうで嫌だし、ってことであがいてみたのでした。

UbuntuServerのインストール

普通にインストールします。ただ、パッケージ選択のところで"Manual package selection"を選択して以下のパッケージをインストールします。

  • build-essential

ついでにopenssh-serverも入れておくといいかも。
aptitudeの使い方は"/"で検索、"+"でインストール指定、"g"で実行です。"g"は1回押すとプレビューになるのでもう1回押す必要あり。「Enter押してね」の画面でEnterを押して、最初の画面に戻ったら"q"を押した後"YES"を選んで終了。

ドライバをダウンロード

他のマシンから ftp://driver.jmicron.com.tw/ftpクライアントでアクセスして Ethernet/Linux/ にある

  • jme-1.0.5.tbz2
  • Readme.txt

をダウンロードします。jme-1.0.7.1.tbz2でもいいのかな……
それをUSBメモリにコピーして、XS35に挿します。

ドライバのコンパイルとインストール

XS35で

$ sudo fdisk -l

実行してどのデバイスファイルなのか調べます。私の環境では/dev/sdb1でした。
USBメモリをマウントしてダウンロードしてきたドライバとReadmeをホームフォルダにコピーします。

$ sudo mount /dev/sdb1 /mnt
$ cp /mnt/jme-1.0.5.tbz2 /mnt/Readme.txt ~/

あとはコンパイルとインストールを。

$ cd ~/
$ tar xvfj jme-1.0.5.tbz2
$ cd jme-1.0.5/
$ make
$ sudo make install

再起動後にネットワークが使えるようにする準備

この時点で

$ sudo modprobe jme
$ sudo ifconfig eth0 xxx.xxx.xxx.xxx

をすれば一応つながるみたいですが、再起動後に勝手につながるようにしてほしいのでその設定をします。


まずresolv.confを作ります。

$ sudo sh -c 'echo "nameserver xxx.xxx.xxx.xxx" > /etc/resolv.conf'

続いてinterfacesに追記を。catで書くのは辛いのでviかnanoを……

$ sudo vi /etc/network/interfaces
...(上の方は省略)
auto eth0
iface eth0 inet static
  address xxx.xxx.xxx.xxx
  netmask xxx.xxx.xxx.xxx
  gateway xxx.xxx.xxx.1 #多くの場合1?
  network xxx.xxx.xxx.0 #多くの場合0?
  broadcast xxx.xxx.xxx.255 #多くの場合255?

起動時にドライバを読み込んでもらえるように/etc/modulesに追記します。

$ sudo sh -c 'echo "jme" >> /etc/modules'

これは……エイリアスの指定?なんだか忘れましたが必要です。

$ sudo sh -c 'echo "alias eth0 jme" > /etc/modprobe.d/nic.conf'

あとは再起動すれば起動時からネットワークが有効になっているはず。


難点として、カーネルがアップデートされるとドライバを入れ直さないといけないみたいなんですよねえ……


参考:自宅サーバをリプレース準備中。 | 「ステュディオス」な生活