qemu(kvm)にWindows7をインストールしたよ
家にはすぐに動かせるWindows機がまったくなく、(Macが1台、他はすべてLinux)Windows環境が必要になるとqemuにインストールしています。今回もqemuにインストールしたのですが、そのメモです。
環境:Xubuntu 11.04 64bit
VMwarePlayerとかVirtualBoxを使えばいいのにqemuを使うのは、コマンドを叩けばすぐに使えるから。qemu以外はダウンロードするのが面倒なのです。VirtualBoxはOracleと仲良くしたくないっていう理由もありますが。
VMイメージの作成
$ qemu-img create -f qcow2 windows7.qcow2 20G
とりあえず20GBで作ります。スナップショットを使うので形式はrawでなくqcow2で。確かrawだとスナップショットは使えなかった……はず。
Windows7 32bitのインストール
$ qemu-system-i386 \ -drive file=windows7.qcow2,if=ide,index=0,cache=writeback \ -m 2048 \ -monitor telnet::4444,server,nowait \ -vnc :0 \ -daemonize \ -cdrom /dev/cdrom \ -boot d \ -localtime
Windows7のインストールCDをCDドライブに入れて、コマンドを叩いて起動します。
ちなみにインストールCDが(X)ubuntuにマウントされた状態だと、Windows7がCDドライブのドライバがないよ、とか言うのでアンマウントしておいてください。
$ sudo umount /media/UDF\ media/
だったかな。ディレクトリ名が間違ってるかも。
ちゃんと起動したらあとはそのままインストールするのみ。
インストールしたらあとはそのままシャットダウン。インストール時のままにしてスナップショットで差分を保存していきたいので。
スナップショットから起動
まずスナップショット用のファイルを作成します。
$ qemu-img create -b windows7.qcow2 -f qcow2 snapshot.qcow2
-b で指定するのはベースのファイル。つまりさっきWindows7をインストールしたファイル。
あとは起動時にスナップショットの方のファイルを指定して起動するだけ。
$ qemu-system-i386 \ -drive file=snapshot.qcow2,if=ide,index=0,cache=writeback \ -monitor telnet::4444,server,nowait \ -vnc :0 \ -daemonize \ -localtime \ -boot c
CUIでも動かせるけど、やっぱりGUIだと簡単だよなーと憧れ。
VirtualBoxだったりVMware ESXiだったりとかね。